
50代後半あるある!➩「ふと、残りの人生を考えがち!」 そう、私もそうだった。「残りの人生、まだ少なくとも20年はある。そのうち、まだ10年は働かないといけない」56歳の頃、仕事中にふと考えました。「でも今の仕事で残り人生の半分が過ぎるってどうなの!?」そこから実際にどう考え、どう行動したか56歳から58歳までの私のリアルな実例を紹介します。あくまで私の経歴、実状や考え方による内容ですが、「ワークライフバランス」「仕事」「退職」「就活」「再就職手当」「転職」「派遣社員」「在宅副業」「ライティング業」「50代後半」「シニア勤務」などに関して、ご覧いただいた方への参考や一助になればと思います。
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1.人生のラスト・ワークライフ10年はどうあるべきか at 56歳 【理想・状況・構想】

50代後半まで約35年働き続けてきました。そしてこれからの最後のワーク10年、それに伴うマイライフ、それらはどうあるべきか。私の56歳時点の「理想・状況・構想」をご紹介します。
(1)70代は悠々自適を!それまでの10年を考えてみた【理想】

私の人生はあと2~30年として、、、70歳になったら自由気ままに暮らしたい。しかしそれまでの10年は家計的に仕事はしないといけない。その仕事は、マイ・ラスト・ライフの始まりであり、それは残り人生の半分くらいを占めるかもしれない。だからそれが日常とほどよく関わることにより、マイ・ラスト・ライフが充実する、そんなマイ・ラスト・ワークにしたい、そんなふうに考えました。


(2)平日はワークオンリー、休日も。。。【状況】

これから10年のワークの構想に対して、その時点のワークはどうだったか。
「好きな業種での従事」「エリア責任者としてやりがいと権限もあり」「有名企業傘下で安定的な雇用形態」、、、
その一方「平日はワーク以外は通勤と家では寝るだけ」「休日勤務はないが、休日でも気付けば仕事のことを思案していたり」
いわゆる働き方改革により、以前と比べて身体面での負担は減ったものの、多くのマネージメント業務とその責任により神経を常に擦り減らしていました。そういった主にメンタル面での負担が大きい日々でした。
若い頃であれば、それらは糧であり必要なものと考えるところですが、これからとその時点において、それは相応しい状況やワークかと考えるようになりました。

(3)どんなワークスタイルにするかを考えた【構想】

マイ・ラスト・ライフが充実するマイ・ラスト・ワーク。具体的にはどのようなものなのか?当初の構想は、
「定時勤務の平社員」と「在宅での副業」
この二つにより、「現職に近い月収」と「今よりゆとりあるライフ」を得ることです。
それはどのような仕事なのか?
前者については、しがらみなく、フレッシュにスタートするために新たな職に就く。仕事内容は、いろいろな職種(事務、営業、総務人事など)の経験、PC基本スキルを活かした単純作業も含めた事務仕事。勤務地もなるべく近い所がいい。給与や勤務形態は当然下がりますが、一方でゆとりあるライフを得るためです。
後者は、在宅でPCを用いた副業です。AIが作成する文章を添削する「AIトレーナー」という仕事を当時身内がしていて、ある程度の収入を得ていたので、その仕事を試行することをイメージしました。
前者の事務仕事をメインとして月~金の日中
そして心身の余裕を持ちながら
後者の在宅副業を平日夜間と休日の1日2時間程度
このようにして、「収入とゆとり」を得るという構想です。



2.あるべきワークライフを求めて、どう動いたか at 57歳 【退社・準備・決定】
考えた理想や構想に向けて、実際どう動いたか。「新ライフステージ始動」までの紆余曲折も含めた過程を紹介します。
(1) 自他共々の円満退社に向けて【退社】

前項の通り、人生最後のワークスタイルを決めました。その実行は2年間現職をやりきってとしました。そしてそこから2年目、その先の社内人事動向も配慮して、その年の春に年内の退社を申し出ました。管理職でもあり、会社に迷惑をかけないよう早めに申し出て円満退社に努めたわけです。申し出から最終出勤まで半年以上あったため、様々な苦労はありましたが、業務引継ぎの後、晴れて最終出勤を果たしました。そこから有給休暇消化2か月+αでの再就職活動と副業の模索へ、いよいよ突入となりました。

最終出勤の直前に、新年度の有給休暇が発生したので、退社時に丸々40日の休暇保有となりました。なので、最終出勤後、2か月働かずとも有給期間があったのは幸運でした。
(2) 就職活動と副業模索【準備】 ~期間は有給4カ月!?~

前職の最終出勤から、2か月の有給休暇を終える日(退社日)までは、新ライフステージの準備期間でした、実際は延長して4か月となりました。その期間に行った①メインの就職活動と②副業の模索をそれぞれに分けて紹介します。
その前に、準備期間の延長について説明します。
👉再就職手当を知り、準備期間は2か月延長して4カ月に!
60代ではなく、50代後半での転職に決めたこともあり、何らかの仕事には就けるだろうと思い、失業手当に興味はありませんでした。しかし、早くに再就職した場合、失業手当の上限70%が支給されるという再就職手当を知りました。私の場合で約50万円!?も受け取れるとのことでした。長年にわたり、しっかりと雇用保険を支払い続けた者として、これは利用しようと思いました。受給要件や方法など制度詳細の理解と手続きは、かなりややこしくて苦労しましたが、何とか受給にたどり着きました。
また、手続き中に知ったのですが、自己都合退社かつ所定事業者以外を通しての就職は、手続き後1か月以上先でないと受給できないというのがありました。これにより、就職日は、前職退社日から1か月半先にすべきとなりました。私はそれが3月上旬になるので、春に求職企業が増えることも期待して、4月初めの入社を目指しました。先に延ばした約2カ月は無給生活となりますが、約50万円受給をそれに当て込むことで、4カ月有給無勤の準備期間ができたことになりました。

①再就職活動 ~現実にもとづき方向調整~
ワークのメインになる前述の「定時勤務の平社員」。その就職活動はまず大手転職サイトへの登録から始めました。なかなか思うようにはいかなかったのが実際ですが、その経緯を具体的に赤裸々に記したのが下です。

スタート🎲
経験と人柄を評価いただき、希望する勤務内容(事務作業)での就職を目指す。
転職サイト(目標:正社員で事務作業) ☆中小企業で月20万円想定
➩募集要項などから一般的な職種への正社員採用は年齢的にやはり難しい。あるとすれば、マネージメントやコンサルなど「高スキルな仕事」、営業やドライバー系など「クセありそうな仕事」となる。
⬇️ 正社員採用はムリ🚫(この年齢ではありえない)➩非正規で比較的高時給、近距離を目指す
求人サイト・ハローワーク(目標:非正規雇用で事務作業) ☆時給1,500円月20万想定、役所等が理想的
➩応募するもまったく返事はない。事務作業は女性だけが対象となっているようだ。
➩大手も含めて人材派遣会社複数とweb面談したが、進展はナシ

⬇️ 事務作業もムリ🚫(男性の採用はありえない)➩製造での軽作業に応募を広げる
求人サイト・ハローワーク(目標:非正規で軽作業) ☆近距離で時給1,200~1,500円想定
➩軽作業の時給は最低賃金(大阪は1,100円台)がほとんど。
➩春近い3月になっても、希望求人は増えない。

⏩ 想定と違い、現実は厳しく見通しがないまま、就職予定の4月が近づいてきました。はたしてゴール🎲に到達できるのか!? 結果は(3)① にて!

②副業の模索 ~現実・出会い・夢回帰・現実~
サブワークとして、在宅副業は実際どうなのか。前述の「在宅での副業」の通り、「AIトレーナー」からその模索を始めました。こちらもなかなかの紆余曲折ながら、出会いや夢への回帰ということもありました。その経緯を具体的に下に記しました。
スタート🎲
AIトレーナーとは、簡単にいうと「AIが作成した文章を添削する」という仕事。実際に身内が報酬を得ている話を聞いて、PC操作と国語力はそれなりにあるので出来るかなと、早々に挑戦開始しました。
AIトレーナー(在宅でAI文書添削)☆月平均5万円想定
➩運営会社は米国、報酬は時給31米ドル(約5,000円)というこの仕事は、運営会社への登録と能力評価から始まる。当然ながら、すべてリモートによる英字でやりとり。英文については、昨今の翻訳機能に関心しながら、連絡文書はある程度理解できているつもりだったが、「画面が進まない」などシステム的な問題の解決やその他のやりとりも上手く進まなかった。参考までにやりとりした2社はこちら➩OutliarAI AppenCrowdgen
⬇️ いろいろな面(海外、システム等)で難しかった。最終的に断念🚫 ➩A、求人サイトでの在宅ワーク求職 B、たまたま見たWEB広告との出会いと夢回帰、A、B、それぞれに進むとする
A、在宅ワーク求職(在宅で事務作業)☆時給1,500円月8万想定(週2日、メインワークは週3日)
メインワークでの求職をしていると、在宅でのリモート事務委託という仕事の可能性を感じた。実際に探すと、ほとんどが自宅での架電営業かコールセンター的な仕事だった。その中で、営業ではあるが、既存客への御用聞きと案内という営業職特有の負荷がない仕事があった。ここは経験も活かせて、魅力のある商品を扱う仕事だったが、惜しくも内定寸前で不採用となった。

⬇️ 安定して勤務できそうな職種の求人はほぼなかった。➩A、は撤退🚫 ➩ B、に集中することにした。
B、コピーライター検討(夢仕事への回帰)
AIトレーナー試行中に見たコピーライター講座のweb広告によって、ある思いが想起されました。私は新卒で就職して数年たった20代の頃、「本当に好きな仕事って、キャッチコピーだよな~」なんて思っていたことを30年ぶりに思い出しました。この30年、キャッチコピーのことはさておき、「人の心を動かしたい」という思いで文章を作成する業務にはやりがいを感じてやってたし、それなりに出来ていたと思ってました。キャッチコピーも含めたライティングのワークはどんなものだろうという思いが沸々と湧いてきました。
⬇️ たまたま見た広告(出会い)➩ライタースクール無料コースを受講(1か月)➩有料コースで継続受講(2か月) ➩ライティング業を模索することとした。 <参考>受講したオンライン講座➩Online ApC Academy


たまたまとか出会いとか書いてますけど、いわゆる「関連広告」ですよね。検索や閲覧しているサイトに関連した広告が出てきて、まんまと引っかかったってなわけです😅しかし若い頃の夢を思い出させてくれたわけです。今後、実になるかわからないけど、万が一でも!?夢で稼ぐことができたら、こんな素敵な罠はないですよね😜

コピーライター模索(「記事作成とコピー」の応募)
「キャッチコピーが好き」から始まり、志向した「ライターへの道」。ライター講座等でわかることは「キャッチコピーは狭い道を行く限られた世界」「対象となるライティング業は主にweb記事の作成」でした。そしてライティングの基本を学習した後に、クラウドソーシングサイト(様々な在宅仕事の仲介サイト)にて、少ないとしても報酬を得ることを目指す「ライター初心者」として動き始めました。

⬇️ クラウドソーシングサイトの①「記事作成者の募集」と②「ネーミングやコピーのコンペ」に日々応募
①②いずれもそれぞれの応募者が多く、①はテストライティング(第一段階)にも採用されない。そして、採用=企業に即登用される②はさらに採用されることは難しい。でも②は採用を期待しつつ、コピー作成の作業が楽しかった。
⏩ ライターになるなんてそう甘いものじゃない。こちらも開始予定の4月が近づいてきました。はたしてゴール🎲に到達できるのか!?こちらはゴールではなく、方法の決定ですが、結果は(3)② にて!
(3) 再就職と副業方法の決定【決定】
新たなワークライフを開始する4月が近づく3月、準備期間の3か月を過ぎたこの頃に、何とかそれぞれのワークの内容が決まりました。
①再就職先の決定 ~経過から納得の就職~
近郊での軽作業の非正規勤務に方向を定めたものの、賃金は安いし、募集も少ないという状況が続きました。そんな中、比較的高時給(1,300円)軽作業(倉庫業務)近郊(徒歩約10分)という好条件の求人がありました。仲介の派遣会社の対応もよく、面接と職場見学の後に内定をいただき、4/1からの就職を決めました。当初の希望とは大きく変わった決定ですが、様々な状況を経過したことにより、給与、業務内容、派遣会社対応それぞれが納得のいく就職となりました。

②副業方法の決定 ~趣向と実益の両立めざす~
副業については、ライティング業で小さな報酬を積み重ねることを想定していました。しかし前述の通り、仲介サイトでの実践見習いは進行しませんでした。X(旧Twitter)でも同様の応募していたのですが、そこで「第2の出会い」がありました。web記事の作成を初めて受注できたのですが、その内容が初心者の私には難しく、やむを得ずお断りした際に、管理者であるディレクターさんから「勉強のためにも、私のブログを手伝いませんか?」と声をかけていただきました。もちろん喜んでお手伝いしました。このご好意が私の第二の出会いでした。そして丁寧に教えていただきながらの記事作成を2回続けたことによって、実践的スキルを多少でも得ることができました。

そこで、多少でも得たスキルと、これまで感じていた記事作成受託の厳しさを重ね合わせて、自らでサイト(ブログ)を立ち上げて、そのアフィリエイト(広告)で収入を得ることを副業にしようと決めました。それが今ご覧のこのサイトです!最初から収入を得ることは難しく、1年後くらいから徐々に収入が増えて、月5万円ほどを目標とする小さな副業ですが、何よりそれが実現すれば、「趣味趣向」と「実益」の両立という素敵な副業となります。

ライティング副業の準備開始の際に、始めたX(Twitter)で「オウンドサイト始動宣言!」と題したポストをご興味ある方はご覧ください。
➩ https://x.com/FkYoshy/status/1917214259966300259
このXでは、私のライター業の準備からこれまでの苦闘?する様子までが見られます。


3.新たなワークライフ・ステージはどうなったか at 58歳【現状・再展望】
春の日差しが心地よい4月、私の新たなワークライフが始まりました。そこからこの記事を書いている9月までの約半年はどうであったか。この先はどう見えるのかを記します。
(1)心身ともに充実の平日夕方まで【派遣勤務】
当初の希望通りにはいかなかったのですが、納得のいく再就職として始動したメインワーク。仕事は倉庫作業で入出庫等のために商品を運搬する仕事です。実際に作業してみると、20㎏相当の段ボール箱を運び続ける、高く持ち上げることもある非常に体力が必要な仕事でした。しばらくは腕や肩の痛みがありましたが、馴れてからは「筋力と体力の向上」と「想定外の減量」につながりました。こんな言い方したらなんですが「ジムに通って、給料もらえる」お得な感覚です。もちろん真面目に勤めています😛

また、自宅から徒歩約10分の派遣社員なので「通勤ストレスなし」、朝8時半に家を出て、夕方6時前には帰宅していて「自宅時間長くなる」、正社員時代と違い、「メンタル面の負担がない」というメリットを実感しています。このようにフィジカル、メンタルともに充実の平日7時間半となっています。
今後については、年齢を重ねて体力的に厳しい時が来るかもしれないということがあります。一方で体力は年々下降するものだけど、逆に体力は維持・向上していくかもしれないとも思っています。ともかく想定通りとはいえ、収入は減少しているので、その点では副業の今後や年金を近い将来どう利用するかとの兼ね合いになってくると思っています。

私はサッカーが好きで、10年前からフットサルをしているのですが、最初は頻繁に脚を故障しました。でも次第に下半身が強くなっていきました。一方で上半身も何らか強化しないといけないと思っていたところに、今の仕事により、日々上半身が強くなっています。はからずも50代後半にして、全身の体力強化そして減量となりました。😊
「運動の効果」について執筆した下の記事もぜひご覧ください!
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(2) やりがいと挑戦のすき間時間【在宅副業】
「人の心を動かしたい」この気持ちを生業にするライター業。その手段としてのこのサイトですが、初投稿から間もなく半年になります。それまでの学習と日々Twitter等からテクニカルなことやトレンドの情報を収集しながら、投稿を続けています。しかしまだまだ閲覧数は少なく、広告収入もありません。収入は早くて、半年から1年たってから、それも最初は月数千円が関の山というのも覚悟していますが、ゼロが続く限りは不安ではあります。しかし作業そのものは楽しさしかないし、これを継続と蓄積することで、必ず実になると信じています。

一方、キャッチコピーやネームの作成と応募は、宣伝会議賞(最大級の広告コンペ)への応募に今年初めて取り組んでいます。これは初心者でも誰でも応募できるんです。今後はもっと各種コンペに応募したいと思っています。まだ入賞や採用もされたことがないので、先や上がまったく見えない世界ですが、挑戦あるのみです。
副業に充てる時間ですが、平日はメインワーク帰宅後、就寝までの中で1時間程度。疲れてできない日もあります。休日は用事の合間に数時間。それぞれムリすることもなく、むしろ進んで時間を確保する前向きな時間となっています。あとは成果を産み出すだけです。
(3) 理想的なメリハリと心身の充実【ワークライフバランス】
約半年が経過した私のラストワークライフ。これまでどうだったのかですが、「ワークとライフの理想的なメリハリ」「心と身体の充実」この二つが成り立っています。前者は、時間的にも6:4程度の感覚で切り分けられていて、双方に影響を及ぼさないメリハリがあります。後者は、安定的で健康的なメンタルとフィジカルを手に入れることができています。一方、これらを維持してなお満喫するために、収入をどう確保するかは前述の通り、課題といえるでしょう。
4.まとめ ~少しずつ見えたこれからのワークライフ~
いかがでしたか?どの年代の方でも、そして60歳前後の年代は特に、「豊かな生活や人生とは!?」を考えることがあると思います。当記事はあくまで一個人の転職・転身内容ではありますが、何か一つでも、誰か一人にでも役に立ったならいいなと思います。そして私として今一つだけいえることは、「今後どのようなライフになろうが、『理想を考えて、現実(ワーク)を変えようと実行した』ことは間違いではなかった」ということです。この思いが、これから60・70歳代になった私のライフの土台となり、有意義な毎日になっているのではと思わせてくれています。最後に、すべての人の「ワークとライフ」がよりよいものになりますように!😄













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